やっと

ウェブ進化論を親戚の子が借りたいと言い出したので、貸した。

やっと読みたいといい始めたことにほっとした。


学生、しかも高校生。早いうちに読ませたかったのでうれしい。


この本をよんで是非、テクノロジーの素晴らさと知の高速道路の現実の二つを知ってほしかった。
正直、日本語の本でこれほどこの二つの事が同時に読みやすく、かつ分かりやすい本は無いとおもう。

けど親心っていうと変だけど、正直言えば知の高速道路の現実の方を教えたかった。
なぜなら、テクノロジーの素晴らしさは自分でも教えることは出来る。

しかし、自分の言葉で知の高速道路を教えるとどうしても説教じみてしまう。

それはいけないと直感で思う。

自分の言葉で言うと確実に知の高速道路のマイナスイメージを重く伝えてしまうからだ。


知の高速道路はマイナスであり、プラスであると思う。
自分は今知の高速道路に乗っかって海外の大学の講義ノートを読んだりオープンソースを読んだり、プログラマのコミュニティを覗いたり。
大学しか出てない僕が、昔ならありえないぐらい恵まれた環境で勉強している。
おかげで大学の専門が物理なのに、コンピュータの技術で金がもらえている。

でも、この事は世界中の人が平等にできるわけで。
つまり、誰にでも道がひらけてるわけで。

そういう現実をみちゃっているから、知の高速道路のマイナスのイメージを重く話してしまう自分がいる…。


高校生が知の高速道路に始めて触れる時、マイナスのイメージじゃなく、プラスのイメージでふれるべきだと思う。

でないと、楽しくなる。楽しくないっていうイメージだけはつけたくなかった。

そんなこんなでウェブ進化論をかすことができて、ほっとしている。